2022年9月28日 07:00
杉野遥亮「常に正直でありたい」 貫くポリシーと俳優業への思い
それは小さい僕にとってすごくでっかい嘘で、その時はめちゃくちゃ罪悪感がありました」と笑う。
今は「嘘をつきたくない」と言う杉野。「嘘をつくのが悪いことだと思いながらも、大人になったら簡単に嘘をつけるようになるんだとがっかりしたこともあります。嘘をつかなきゃいけない状況に置かれたのかもしれないけれど、自分はそういう大人にはなりたくないという思いをずっと抱いてきました」。確かに、杉野はどんなシチュエーションでも、本音を口にする印象を受ける。
●「今一度、主演という立場から、また違う景色を見てみたい」
今後の俳優としての目標も聞いた。杉野は「わからない……」と考えたあとで「自分のなかでの理想はあるのかもしれないです。100%楽しかったと終える作品なんてないことはわかっているけれど、それにどれだけ近づけるかということが目標なのかな」と答えてくれた。
近作でいえばドラマ『直ちゃんは小学三年生』(21)や『東京怪奇酒』(21)など、何度も主演を務めてきた杉野。主演に対するプレッシャーはあまり感じないほうだと言う。
「気にしないようにしているというか、自分がすべてじゃないと思っています。ドラマや映画は総合芸術で、いろんな要素が重なった結果、その作品が生まれます。