くらし情報『上原実矩、蘇ってきた子役時代の楽しい気持ち オダギリジョーとの共演も刺激に「大きな希望が持てた」』

2022年9月28日 11:30

上原実矩、蘇ってきた子役時代の楽しい気持ち オダギリジョーとの共演も刺激に「大きな希望が持てた」

そこからは漠然と演じることが“好き”という思いでいたというが、決定的に仕事として女優という仕事を意識したのが、中学3年生の時だった。

「『放課後グルーヴ』というTBSの深夜ドラマにメインで出演させていただいたのですが、そのとき初めてリハーサルを含めて3~4カ月間ガッツリとお芝居に向き合う機会がありました。台本やお芝居と向き合って戦った時期でした。そこでスイッチが入った気がします。もともと進路を決めるタイミングということもありましたが、そのとき『この仕事を続けていくんだ』という意識になりました」

○■ダメだと思っていた部分が評価され「自信にも励みにもなった」

自覚が芽生えると同時に、自身と向き合う気持ちも厳しくなっていく。『ミューズは溺れない』で演じた朔子にも、ややむず痒い部分を感じていたという。

「出来上がった作品を観たとき、撮影から3年が経っているということもあるのですが、未熟だなと思う部分が目につきました。あとは、自分のエゴになってしまうかもしれませんが、思っていたよりも、朔子の思いが自分に伝わってこなかったという感じがしたんです。
もちろん技術的なところの経験不足もあると思いますが、そこが少し気にはなっていました」

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