くらし情報『ソニン、熱狂に包まれたミュージカル『キンキーブーツ』<日本人キャスト版>東京公演を振り返る』

2016年8月11日 11:00

ソニン、熱狂に包まれたミュージカル『キンキーブーツ』<日本人キャスト版>東京公演を振り返る

「今日なびいてなかった」と言われて、ショックすぎました。"No 風,NO ローレン"というくらいに思っているので。

――冷静な方がうまくいくシーンだったんですね。

冷静にエアーダスターの矛先を定めつつ、テンションは高め、がコツです。あと、これは世界の全ローレン共通らしいのですが、風をあてているとすごい音だから、お客さんの反応の声も聴こえないんです。なびいていなかった日も、風を浴びているだけで、お客さんに笑っていただけていたらしいんですよ。

――近年はこの『キンキーブーツ』のように、個性を尊重するメッセージのこめられた作品が求められているのかな、と感じますが、実際に演じられていていかがでしょうか?
私はこの作品の「他人をありのまま受け入れる」というメッセージが好きで、自分のモットーでもあります。他人は自分の常識と別の枠からくるので、拒絶反応が起きることは絶対あると思うんです。
ただ、理解する愛情を持つことが世の中には絶対必要で。そうじゃないととんでもないことになるし、そういった兆候もあるからこそ、このメッセージが響いているんじゃないかと思います。

自分の個性を大事にしつつも他人を理解する心が、今の世の中にすごく大切だと感じますし、そうでありたいと、私もずっと思っています。

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