2016年9月10日 12:00
『スーサイド・スクワッド』は"悪"と"邪悪"が闘う前代未聞の超絶痛快作だ!
ウィル・スミス演じる銃の達人で凄腕の暗殺者デッドショットや、マーゴット・ロビー演じるキュート&セクシーで、男なら彼女のバットでブン殴られたい!と必ず思うハーレイ・クインなどの個性豊かなキャラクターたちをはじめ、爽快すぎるアクション描写、とにかくアガる音楽など、いままでのシリアスで病み期到来中デス!みたいなスーパーヒーロー映画とは一線を画す。
特にハーレイ・クインと悪のプリンス、ジョーカーがおりなす"いかにも報われなさそうな、悪い男と盲目的な女子の恋愛模様"は、日本中のそこかしこにありそうなリアルな恋愛模様であって、地方に強いイオンシネマのスクリーンでは涙が止まらないアベックが続出しそうな予感がしなくもない。どうみても悪い男に惹かれる女性って、なぜか多いですよね。
ともあれ、筆者最大の胸熱ポイントは、クライマックス!スクワッドのメンバーたちは誰もが認める悪党で、観ているほうも容易には感情移入しないと思うが、完全に狂った悪党ではない限り、それぞれの顛末には"理由"があるということ。そして、最初は自分の命惜しさに渋々立ち上がった奴らが、後半は"何のために戦いに身を投じるのか?"という点などに注目してほしい。