写真家・篠山紀信はなぜ美術館でヌードを撮ったのか? 写真展『快楽の館』に迫る
珍しく、僕が撮っている現場の写真も入っているんですよ。3台のカメラを使って撮る方法とか、秘密を種明かししていますからね。
――展覧会が終わったら、飾ってある写真はすべて捨ててしまう、とも伺いました。
壁にべたっと貼ってあるから、破くしかないんだもの(笑)。ありがたい作品を保存し、それを鑑賞し、というのではなく、見たら終わり・期日が来たら終わり。それも新しいよね。だからこれは鑑賞でなくて体感だと思うんですよ。ネットでわかった気にならないで、ぜひ作品を見て体感してもらいたいですね。
なんてったって、作った僕が一番最初に見るのを楽しみにしていたんだから。
■書籍情報
篠山紀信『快楽の館』(講談社 3,500円+税)
写真界の巨匠・篠山紀信が壇蜜をはじめとする美しき裸体30名を新撮! 2016年9月3日~2017年1月9日まで品川区の原美術館で行われる個展「快楽の館」の図録/写真集。美術館には展示されない貴重なカットやメイキングに加え、美女たちのヌードがズラッと並ぶ圧巻の"シノラマ"も特別収録。
■展覧会
篠山紀信展 快楽の館
会期:2016年9月3日~2017年1月9日
会場:原美術館 〒140-0001 東京都品川区北品川4-7-25
CANDY TUNE小川奈々子&福山梨乃、進行役のFRUITS ZIPPER真中まなが“裏かぶり”の珍事「ラジオ的に大ピンチです!」