くらし情報『「誰も排除しない」の説得力――映画『チョコレートな人々』久遠チョコレートが問いかける「働く」ということ』

2023年1月28日 07:00

「誰も排除しない」の説得力――映画『チョコレートな人々』久遠チョコレートが問いかける「働く」ということ

「誰も排除しない」の説得力――映画『チョコレートな人々』久遠チョコレートが問いかける「働く」ということ

●発作が起きたスタッフを止めながら働く姿に「本気」を感じた
世界各地のカカオと生産者の顔が見えるフレーバー、彩り豊かなデザインが人気で、デパートのイベントの常連にもなっている「久遠チョコレート」。この店が注目を集めるもう1つの理由は、心や体に障害がある人、シングルペアレントや不登校経験者、セクシュアルマイノリティなど多様な人たちが働きやすく、しっかり給料を稼ぐことができる職場づくりを目指して実現してきたことだ。

愛知県豊橋市に本店を構え、今や全国に52の拠点を持つまで事業を拡大したが、代表の夏目浩次さんが歩んできた道は、決して楽なものではなかった。そんな彼を20年にわたり追い続けてきたのが、東海テレビ報道局の鈴木祐司ディレクター。その記録をまとめたドキュメンタリー番組を映画化した監督作品『チョコレートな人々』が、東京・ポレポレ東中野、大阪・第七藝術劇場、ミッドランドシネマ名古屋空港などで公開されている。

そこに映し出されているのは、いわゆる“障害者モノ”というジャンルで括られるような、ハンデを持つ人が困難を乗り越える姿だけではなく、「働く」ということにおいて、ぶつかり、もがき、喜び合うという人間が誰しも経験する光景だ。

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