2016年11月23日 17:00
ハリポタ新章『ファンタビ』の敏腕プロデューサー「映画は人のためではなく自分のために作る」
また、すでに話題沸騰となっている、あのビッグ・スターのキャスティングについても聞いてみた。
――エディ・レッドメインが、冒険ファンタジーで主演を務めると聞いた時、少し意外性を感じましたが、映画を観たら非常にハマっていてとてもチャーミングでした。
私は本作をファンタジーとは思ってなくて、むしろ真実であると思えることが大事だと考えています。もちろん俳優さんは素晴らしいイマジネーションをもっていて、実際にいろんなキャラクターを演じますよね。でも、彼らがそのキャラクターになった時、彼らの素の部分もどこかキャラクターに投影されると思っているんです。そういう意味で、ニュートは本当に1920年代に実在している英国人という感じがしました。
ニュートは本作の主人公ですが、よくある普通のヒーローらしからぬキャラクターです。人間がちょっと苦手で、どちらかというと動物といる方が心地良いという変わり者です。
実際のエディはニュートよりも社交的だとは思いますが、そこの部分を彼は絶妙に演じてくれました。もちろんニュートのような人間を主人公にしたJ.K.ローリングさんもすごいと思っていますが。
――J.K.ローリングさんが映画の脚本を手がけるのは初めてでしたが、『ハリー・ポッター』シリーズではどの段階で脚本に目を通されていたんですか?
『ハリー・ポッター』の場合は脚本の中盤くらいで見せていました。