2023年4月20日 06:00
王林「ずっと夢だった」アパレルブランドに込めた青森愛 ソロ活動1年や県知事の目標も語る
津軽塗のデザインのワンピースとシャツなど、青森の伝統を入れ込んだアイテムも多いです。年齢もあってもう辞めてしまいましたが王林のおじいちゃんが津軽塗の職人さんで、おじいちゃんが現役のときに塗っていた津軽塗をデータに起こしてファッションに落とし込みました。おじいちゃんの思いも一緒に、また違う形で津軽塗を残せてよかったなと思っています。
――おじいさまには、津軽塗を用いたアイテムを作ったことを報告しましたか?
しました! おじいちゃんは、当たり前すぎて自分がやっていたことの素晴らしさに気づいていないところがあって、辞めるときも邪魔になるからって津軽塗の箸や花瓶をいろんな人に配っていたのですが、王林が「今後、違う形にできる気がするから大事に持っていてほしい」とお願いしたんです。
――新しいアイテムに生まれ変わった津軽塗を見て喜んでいらっしゃったのでは?
喜んでくれました。おじいちゃんもおばあちゃんも、お母さんもお父さんも、津軽塗を使うのはいいけど絶対におしゃれにならないよと言っていたので、こんな風にもなるんだってびっくりしていました。
――デニムのパンツも青森ならではの文化を用いているそうですね。