吉本興業・大崎洋会長、60代に突入するダウンタウンの挑戦「長生きして見てみたい」 世界進出にも期待
皆さん働いていたら嫌なことや悩み事がたくさんあると思いますが、そんなに悩まなくてもいいんじゃないかということを若い人や子供たちに伝えたかったというのが出版の基本的なところです」
『居場所。』というタイトルは、大崎氏が多くの芸人たちの場をつくってきたということに加え、遊び心も。「松本人志くんの本『遺書』が280万部売れましたが、『遺書』の間に『場』をつくって『居場所。』という、裏ストーリーもあります」と明かした。
松本人志は帯に「一気に八回読んだ」とコメントを寄せたが、大崎氏は「松本は1回も読んでないと思います(笑)」と予想する。
「BSよしもとの番組のときに会って、頼み事を3つして、2つは『いいですわ~』と(断られた)。最後に『本を書いたんだけど帯にコメントくれへん?』とお願いしたら、『全然大丈夫です』と言ってくれて、1勝2敗でよかったなと(笑)。後日ゲラを渡したら、『ゲラって読みにくいんですよ』と言っていて、『どっちにしても読めへんやん』と言ったら『まあね~』と。
たぶん読んでない!」
同書では、ダウンタウンとの出会いから、「なんで俺ら売れへんのですか」ともがいていた時代、ブレイクのきっかけとなった『4時ですよーだ』の舞台裏など、ダウンタウンと大崎氏の歩みがつづられている。