2023年5月25日 19:00
広末涼子、キャリアの変化で感じる責任 約20年ぶり共演の岡田准一には「大きくなって…」
それでも現場では「もっと酷くしていいです」と言われたので、岡田さんと久しぶりの共演だったのに、冷たい目線ばっかりぶつけていて、芝居とはいえ申し訳ない気持ちでした。
――じゃあ、あまり夫や父親としての工藤にツッコミをいれるようなことはなかったんですか?
そう言われれば、自分の夫がこの人だったら嫌です(笑)。本当に、困った人ですね。でもそれもわかってて美沙子は必要としているんだろうなと理解しています。
○■幼かった時からプロフェッショナルな人たちを見て来た
――例えば最近だと朝ドラ『らんまん』での母親役などもあり続いていますが、実際に母親としての経験が活きることはありますか?
「母親だからこそ」みたいなことを言われたりもしますが、私はあんまりそこは考えたことがなくて。子どもがいるいないに関わらず、素晴らしい母親を演じられる方はたくさんいらっしゃいます。自分の経験を反映するというより、その物語に入りたいと思っているのであまり意識していないです。とはいえ「娘が誘拐された」なんてシチュエーションは、その一言を聞いただけでも、悪寒が走る感覚があります。
頭で考える前に体が反応するくらい感情的になるところがあるので、自分の子どもと照らし合わせているところはあるのかもしれません。