くらし情報『これが日本のものづくり力 - 品質にこだわり続けるサイレックスの挑戦 (1) "切れない"無線LAN技術を実現するためのこだわりの空間』

2014年4月23日 11:50

これが日本のものづくり力 - 品質にこだわり続けるサイレックスの挑戦 (1) "切れない"無線LAN技術を実現するためのこだわりの空間

まずは外観検査。検査装置を経たチップなどが実装された基板は人間の目による目視の検査が実施され、人間の手によるカッティング、そして場合によってはX線検査も人の手により実施される。目視で検査はよくある話なので分かる範囲だが、カッティングについては、「機械でやると振動などで基板に傷がつく場合があり、それを避けるには人の手が一番」(同社担当者)とのことで、最終的に人手による作業にたどり着いたという。

この後も検査が続く。1モジュールごとに実施される無線モジュールの動作検査は、パラメータだけでなくアナログフロントエンドなどの基準も厳格に設定しており、規定の出力に到達していなければ不良という判定を行うために、ものによっては1モジュールに10分をかける場合もあるという。そのため、キャリブレーションの実施も同時に行うことで作業時間の短縮と検査の付加価値化が図られている。

無線モジュールの動作検査を経た後は、セル生産方式による最終製品の組み立て工程で、その後、再び最終製品の検査が実施される。こちらも単に検査を行うだけでなく、ファームの書き込みを同時に行うことで付加価値化が図られている。
そしてその後、出荷前の最終検査がランダムの抜き取り調査が行われ、顧客へと出荷されることとなる。

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