2023年7月1日 10:00
中村アン、パブリックイメージにもがいた日々「いま35歳でようやく『お芝居が好き』と言える」
いま35歳でようやく胸を張って、「お芝居が好き」「もっとがんばりたい」と言えるようになってきて、こういう風に思えるまでにすごく時間がかかったなと思います。
――なるほど。「お芝居が好き」と言えるようになった今、これからの展望は女優としてさらに活躍していきたいということになるんでしょうか?
そうですね。モデル業をやめたのも、いつも細くいなきゃ、鍛えていなきゃということが付きまとってくるから。今までは“中村アン”をキープするために、私自身も必死だったし、どこかお芝居に本腰が入っていなかったように感じます。最近、お芝居のときは、少し太っていたりとか、痩せていたりとかも人間っぽくていいなと思うようになっています。お酒も飲みますし、食べるときは食べます! 今は無理に体を作るというよりは、自分と向き合う時間がより増えた気がしています。
■中村アン
1987年9月17日生まれ。
東京都出身。TBSドラマ『グランメゾン東京』(19)、TBSドラマ『DCU~手錠を持ったダイバー~』(22)、映画『名も無き世界のエンドロール』(21)など多くの話題作に出演し、2022年の『DCU~手錠を持ったダイバー~』では第4回アジアコンテンツアワードの助演女優賞にノミネートされるなど、その演技力が日本国外からも評価されている。