高杉真宙、舞台は「原点」 やるたびに無力さ感じ「改めて0から考える頭を持つべきだと思わせてくれる」

●稽古が一番好き「役者にとって幸せな場所」
ドラマや映画に加え、舞台にも精力的に出演している俳優・高杉真宙。上演中の舞台『ロミオとジュリエット』ではロミオ役を務めている。高杉にインタビューし、本作や舞台に対する思いを聞いた。
○■ロミオ役「できる限りまっすぐ演じたい」
ウィリアム・シェイクスピアの代表作のひとつである『ロミオとジュリエット』は、モンタギュー家のロミオと敵対するキャピュレット家の令嬢・ジュリエットの5日間の恋の結末を描いた物語。今回、故・蜷川幸雄さんの演出助手・演出補を務めてきた井上尊晶氏が演出を手掛け、ロミオ役を高杉、ジュリエット役を藤野涼子が演じる。
高杉は、ロミオ役での出演が決定した際、緊張と喜びがあったという。
「『ロミオとジュリエット』は多くの人が知っている作品なので、緊張する部分がありましたが、いつかやってみたい作品の一つだったので、お話をいただけてうれしかったです。演劇といえば、という作品には関わっていきたいという気持ちがあり、それが舞台をやる上での目標にもなっていて、その中でも『ロミオとジュリエット』は出演したいと思っていました」
『ロミオとジュリエット』の魅力については、「詩的な表現」