2017年9月12日 10:26
京都・平等院で"スター・ウォーズ狂言"お披露目! 日本文化との融合に監督感激
京都府宇治市の世界遺産・平等院で12日、映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日公開)の成功祈願が行われ、来日中のライアン・ジョンソン監督の前で、「スター・ウォーズ」の要素を取り入れた狂言と武人画屏風がお披露目された。
日本文化が大きな影響を与えたと言われている「スター・ウォーズ」。人気キャラクターのC-3POとR2-D2の誕生には、黒澤明監督の『隠し砦の三悪人』に登場する狂言回しの百姓コンビ・太平と又七が影響を与え、その太平と又七は多くの狂言に登場する太郎冠者と次郎冠者を元に作られたと言われている。
このように、「スター・ウォーズ」が日本文化に大きな影響を受けていることを受け、このたび大蔵流狂言師・茂山千三郎氏が、太郎冠者と次郎冠者が登場する狂言「文荷」(ふみにない)をアレンジした"スター・ウォーズ狂言"を初お披露目。主人に命じられて太郎冠者と次郎冠者が手紙を届けるというストーリーが、ボイスチェンジャーでC-3POやR2-D2風の声に変えて披露された。
さらに、宇治出身の武人画アーティスト・こうじょう雅之氏が、今回特別に制作した『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』武人画屏風もお披露目。