原田眞人監督、子供時代を知る安藤サクラが「こんなに大きく…」撮影中に感じた女優としての魅力
原田眞人監督×安藤サクラが初タッグを組んだ、映画『BAD LANDS バッド・ランズ』が現在公開されている。黒川博行氏による小説『勁草』を実写化した同作は、特殊詐欺の世界を舞台にしたクライムサスペンスエンタテインメント。犯罪グループの元締めを補佐するネリ(安藤)、そして弟のジョー(山田涼介)は、ある夜、思いがけず“億を超える大金”を手にしてしまう。犯罪組織や警察、様々な思惑が絡み、物語は転がっていく。
今回は、主演の安藤と原田監督にインタビュー。実は安藤が小さい頃に出会っていたという2人の初対面の話や、女優・安藤サクラの魅力、さらに今回安藤とバディを組むことになった弟役の山田涼介についても話を聞いた。
○■小さな安藤サクラに、原田眞人監督「物怖じしなくて元気がいいな」
――日本の映画界を引っ張るお二人が初タッグとなりました。
原田:実は最初に会ったのは安藤さんが小さい頃だったんです。
その時の印象と全く違って、今はもう大女優の風格があるなと。とにかくリハーサルの段階で「ああ、すごいな」と思いました。彼女を見ていると、僕が脚本を書いてる時にイメージしたネリ以上のものを出してくれるから、安藤サクラをそのまま活かしていきたいなという気持ちにさせてくれましたね。