2023年11月8日 10:00
さとうほなみ、ゲス極ブレイク後も抱き続けた芝居への思い ハングリー精神で飛躍! 主演舞台への期待も語る
――主演舞台『剥愛』が11月10日に開幕します。とある片田舎の集落にある剥製師の工房を舞台に、現在の社会に垣間見える問題を反映し、愛情のゆがみ、欲望、人が過ちを犯していくまでを描く物語で、出戻り長女である主人公・菜月を演じられますが、本作への出演が決まったときの心境をお聞かせください。
プロットを読んだときに大きく心が動いて、菜月という人物が、境遇とか何かが似ているわけではないんですけど、自分のように見えてきて、ぜひやらせていただきたいという気持ちに。菜月という役ができないと次に進むのが難しくなりそうなくらい存在が大きくなって、今自分が向き合うべき作品だと感じました。
――菜月とご自身の重なった部分とは?
家族であっても友達であっても、どこかいびつなものはあると思っていて、このお話と同じ立場ではなくても、何か違和感やすれ違いはあると思うんです。うちも100%仲良しという家庭ではないので、ちょっとしたズレみたいなところが重なったのだと思います。
――ご自身にとってとても大切な舞台になりそうですが、演じ切ったときにどうなっていたらいいなと思いますか?
人としても役者としても一皮むけていたらいいなと。