くらし情報『既存システムをクラウド移行! 共有ストレージ不要のHAクラスターをAWS上で』

既存システムをクラウド移行! 共有ストレージ不要のHAクラスターをAWS上で

これなら、運用オペレーションも現状のままで移行できる。

そこで、既存環境のデータをそのまま同期させるために重要な役割を担ったのが、DataKeeperである。

「もちろん、Amazon EC2上でもスクリプトを組んで待機側ノードでデータを復旧するなど、いくつか施策はあるのですが、どうしてもある程度の作り込みが必要となります。また、新たに構築した仕組みそのものの信頼性も担保しなければなりません」(月島氏)

もっとシンプルで確実な方法はないだろうか──。そんな悩みを抱えていたガリバーのもとにサイオスから提案されたのが、データレプリケーションソフトウェアのDataKeeperである。

○共有ストレージを用いることなくリアルタイムのデータ保護を実現

DataKeeperは、本番系ノードと待機系ノードの間でデータの複製をリアルタイムに行い、障害が発生した直前までのデータを保護する。一般的なストレージのミラーリング機能に比べ、安価なコストでボリュームミラーリングを実現するのである。ローカル接続構成のほか、1対N構成、N対1構成、WANをまたいだ遠隔地構成をサポート。
システム構成やデータの重要度、DR(災害復旧)

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