池松壮亮、長年所属の事務所から独立で覚悟新たに 俳優としての意識の変化明かす
――新しい一歩を踏み出すことは勇気のいることだと思います。新たな一歩を踏み出す方にアドバイスをお願いします。
一ノ瀬:では、先ほどの言葉をちゃんと改めて。転職という道は怖いと思うんですけど、「この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし。踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。迷わず行けよ、行けばわかるさ」。ありがとう! 猪木さん、拝借させていただきました! 一歩踏み出すのが怖いとき、俺はこの言葉を思い出します。
池松:怖いというのは当たり前のことであって、怖いことを怖がらなくていいと思います。
真剣であればあるほど誰でも怖いはずです。僕自身にも言えることですけど、「怖いことを経験してまで何を獲得したいか、その先を見たいかどうか」だと思います。
――一歩踏み出すことが大事だと。最後に2024年に達成したいことをお聞かせください。
池松:僕はもうあんまり具体的にこれ! ということはないんですけど、毎年思うのはコツコツと続けること。目標はいつだってあるし、例えば映画だったらこういうものを作りたいという思いは毎回あるので、そういうことに対してコツコツと続けることですね。