サバンナ八木「決定権は100%相方」 独特ルール貫き結成30周年 高橋には「感謝しかない」
「僕が先に大学を卒業して就職活動しなかったんですけど、相方はどうするつもりなのか聞くこともなく。相方が授業に出ないと単位が取れず留年するかもしれないという日に、NGK(なんばグランド花月)の出番があり、そこで出番を優先したんです。その瞬間にプロでやっていく覚悟なんだと僕が勝手に思っただけで」
サバンナにおいては「決定権は100%相方(高橋)」と決めているそうで、だからこそ話し合わずとも2人の考えにズレが生じることはないという。
「最初に決定権を100:0で相方と決めて、相方にすべて任せているんです。コンビはだいたい50%ずつとか、6:4や7:3ですが、うちは100:0にして全部相方が決めています。僕より相方が決めたほうが絶対うまくいくと思ったので。ネタ合わせを始める時間も終わる時間も相方が決めています」
そうした理由は「揉めるから」。「例えば、出囃子を決めるにしても、2人で決めようとしたら揉めますが、相方が決めれば揉めることはない。
空調も人によって暑い寒いが違いますが、相方が思う温度が正解なんです。それで自分が暑いと思ったら服で調整すればいいので。それが一番コンビがうまくいく方法ではないかと、30年やってきてこのやり方は間違ってなかったなと思います」