京本大我、単独初主演映画公開で「めっちゃエゴサしちゃいそう」 『言えない秘密』に感じた魅力
すごくリアルな大学生の男の子だなと思ったので、特別個性的に仕上げようとは思わず、自然体でやらせてもらいました。
――湊人に共感できるポイントや自分に重なる部分はありましたか?
夢を追いかけている姿は自分と重なる部分でもあるし、挫折も完全にしたことはないけれど、しかけたことはいくらでもあったし、湊人を演じる引き出しは多かったと思います。雪乃とも、あれだけ自然体で恋愛できるというのは理想ですよね。
――京本さんとしても雪乃は魅力的な女の子?
そうですね。雪乃の存在で湊人は挫折から立ち直ってもう1度夢をつかもうとする、湊人のことを導いてくれるような存在なんですけど、アプローチの仕方がすごく上手で。厚かましくない、程よいノックをしてくれるので、「そりゃ湊人も惹かれるよな」という。
2人の関係性も、恋愛なんだけどただの恋愛ともちょっと違って。一緒にいてキュンとするとかそういうことを求めるんじゃなく、もっと深いところでわかりあって繋がれる相手なんだろうというのは、序盤から感じていましたね。
親友にも近いような、いろんな意味でのパートナーという存在です。
――2人で過ごすシーンは物語の中でもたくさんありますが、特に印象的な場面はありますか?
たくさんあるんですけど、具体的に思い出そうとして記憶をたどっていくと、例えばゲーセンのシーンでは空き時間も琴音ちゃんと本当にそのままゲーセンで遊んだりしていたので、「本当の撮影と空き時間に遊んでたのと、どっちの記憶だっけ?」