ディーン・フジオカ、芸能活動20周年「奇跡の連続」 放浪旅中にスカウト、そして朝ドラ五代役が「大きな転機に」
同時に、もともとここでやっていたんだなと思いました」
台湾もディーンにとっては“ホーム”のような場所だ。
「過去に別の作品で一緒だったスタッフがいたり、昔一緒にトレーニングをやった役者がいたり、帰ってきたという感じがしました。自分の国籍を持たない国でも、今もそういう関係性を持ち続けられているというのは、すごく幸運なことだなと改めて思います」
そして、香港や台湾で活動していた当時を振り返る。
「香港ではファッション、モデルの仕事をしていて、2週間に1回は違う国に行くという生活でした。中国大陸に行く時もあれば、東南アジアもあれば、ヨーロッパのことも。そのあと台湾に移り、中華圏においてほとんどの人が知っているような番組に出させてもらって、アジア以外の国に行っても『台湾のあの人だ』と言ってもらえる経験をさせてもらいました」
その後、2013年に日本で俳優としても歌手としてもデビューし、2015年にNHK連続テレビ小説『あさが来た』の五代友厚役で大ブレイク。日本でオファーが殺到するようになり日本に拠点を移したが、海外を拠点に活動していた頃、将来的に日本を拠点にすることを見据えていたのか尋ねると、「それはなかったです」