佐久間宣行が目指す“面白いもの”とは? Netflixの“コンテンツファースト”な魅力や今後のキャリアも語る
佐久間さんはNetflixで『トークサバイバー!』と『LIGHTHOUSE~悩める2人、6ヶ月の対話~』を手掛けられましたが、Netflxの凄み・強さをどのように感じていますか?
Netflixはコンテンツファーストですね。まずクリエイターとコンテンツを大事にしてくれるから、こういった演出がしたいということの相談が早いし、しやすい。あと、判断が早くて新鮮なうちに出せるので、勝負がしやすく、そこはすごいと思います。
――『トークサバイバー!』最終章も、日本のNetflix週間TOP10(シリーズ)で1位を獲得するなど注目を集めていますが、同シリーズの制作でこだわったことを教えてください。
いくつかの目標があり、1個は、飽きずにどんどん続きが見たくなるバラエティを作りたいということ。もう1個は、芸人さんが追い込まれた時に見たことないものを出す瞬間が好きで、話を追うごとにエピソードがなくなってくるから追い込まれて過酷になるんですけど、そこで見たことない笑いが生まれてくるというものにもチャレンジしたいということ。今芸人さんたちは仕事がお笑いだけでなく、笑いの勝負が大喜利のイベントぐらいしかないので、そういう人たちをヒリヒリする現場に連れていきたいという思いもあり、視聴者の皆さんにも、この芸人ってやっぱこんなに面白かったんだと再発見してもらえるような番組を作りたいというのがありました。