2019年1月28日 16:54
『十二人の死にたい子どもたち』、興収3億円超の大ヒットスタート
映画『十二人の死にたい子どもたち』(公開中)が、公開3日で3億円の大ヒットスタートを切った。
同作は、冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化。廃病院を舞台に、「死に方、タイミングが12人全員一致すること」という集団安楽死をするために集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れ、ミッション達成が崩壊し出す。剥き出しになる12人の死にたい理由と、犯人捜しの追及が同時進行していく。
25日に公開となった同作は、金土日の3日間で観客動員数263,398人、興行収入339,218,900円と大ヒットスタートを切った。昨20億円突破が視野に入るペースとなる。客層のメインは10代の中高生から20代前半の大学生。特に中高生は3~4人以上での来場やカップルでの来場が目立つという。
新宿ピカデリーの山中支配人はこの現象に対し「高校生を中心に、中学生から20代が2名以上のグループ鑑賞がメイン層。満席になる回も続出し、久しぶりに邦画で若年層が牽引するイベントムービーへとなっている。内容もゲーム性の高いハラハラドキドキの謎ときから、予想外の結末に意外の感動があるので、今後は若年層から30代以上の世代が動き始めるのも期待できるのでは」