くらし情報『『ダンボ』実写化! ティム・バートン監督の思い「欠点は美しさになる」』

『ダンボ』実写化! ティム・バートン監督の思い「欠点は美しさになる」

奇妙でヘンなところがあって、カーネル・サンダースも見ていて思うことはあった。

――またそのサーカスですが、『ビッグ・フィッシュ』にも登場しますよね。何か思い入れでもあるのでしょうか?

子どもの頃はサーカスが怖くてね。動物が捕らわれの身であり、ピエロは芸も含めて怖いもので緊張感があった。ただ、概念としてよく使うフレーズがあって、「こんな家から逃げ出してサーカスの一員になるんだ!」というフレーズがとても好きでね。仕事も居場所もない人間が集まり、何かができるという、その発想が魅力的だった。

――実写化に際しては、何を一番大切にしようと?

映画とはキャストがいて、さまざまな要素があってできるものだけれど、僕の頭の中で常にクリアに保っておこうとしたことは、シンプルでリアルなものにしようということだった。コリンのキャラクターを見ていると、実際に戦争に行っている状況下で腕がなくなるシーンも、妻が亡くなるシーンも映してはいないけれども、彼を見ればその感情が伝わるわけだ。
とにかく感情としてリアルなものを伝えたいと思ったよ。

――『バットマン』もそうですが、もともとの映画を自分なりにリメイクする意味や楽しみは、どこにあるのでしょう?

元の素材がある場合、苦労やマネージメントもあるけれども、皆が知っているものであるという意味で想いがある。

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