2014年6月19日 18:52
ブラジルW杯 8Kパビリックビューイング観戦記 - 解像度も興奮もフルHDの16倍に!!
筆者は二つの点に注目しながら、戦いに臨んだ。
ひとつは8K映像の精細感、密度、奥行き感といった画質。もう一つは8Kならではのカメラワークだ。前者についてはサッカーでなくともすでにサンプル映像はあるが、後者については未知の部分。この試合はNHKにとっても8Kによるサッカー生中継の緒戦なのだ。
330インチの巨大スクリーンに現地レシフェ「アレナ ペルナンブーコ」の様子が映し出された。けっこう激しい雨が降っている。そして、ナイトゲームであることに今さらながら気づく。
映像の精細感をアピールするにあたっては、最悪のコンディションといえるだろう。
スタジアムでスタメン紹介が終わった後に、会場のスクリーンには8Kのサンプルとしてブラジルの風景が数分流された。こちらは晴れた昼間の映像で、8K映像の精細さや奥行きの表現力が十分に伝わってくるものだった。
○観戦者が語る8Kの精細感と濃密感
キックオフの笛が鳴り、試合が始まった。最初に8Kの威力を感じたのは、5分・コートジボワールの10番ジェルビーニョ選手がアップになったときだ。ピタっと体に吸い付いたユニフォームににじむ汗の様子が見える見える。その後、本田選手の先制ゴールのスローリプレイでは、ボールがネットに当たった瞬間、雨粒がパッと弾け飛ぶ様子が明らかに。