2019年10月31日 06:00
草なぎ剛、トランスジェンダー役で映画主演「今までで一番大挑戦」
(役への取り組み方について)
難しい役なのですが、凪沙の気持ちというのは少なからず誰しも生きている人間ならばわかるもの、作品として訴えかける力があっていいなと思います。“変えられない運命”、“逃れられない運命“の悲しみ、切なさといったものを人は誰しも抱えていると思う。それを作品のなかで表現できたらと思いました。いろいろなキャラクターが登場する中、凪沙が作品をひっぱっていくキャラクターになるんじゃないかな。深刻な問題ではあるけれどそこにリアルに生きている人たちの悩みを見せられたらいいなと思います。想像もつかない作品になるんじゃないかと思います。監督を信頼してみんなで頑張ります。
■内田英治監督コメント全文
(企画意図から映画制作決定までの経緯、草なぎ剛起用理由)
5年ぐらい前に少女とトランスジェンダーの疑似親子の物語をつくりたいと思いオリジナル脚本として書きましたが、題材の難しさもあり、この5年間なかなか表に出せなかった。
内面的な演技が要求されるこの難しい役を演じるのは、誰もが知っている方でないと意味がないと思っていたところ、草なぎさんが演じていただけるということで本当にうれしく思います。