2012年2月17日 11:45
ビジネス英語って日本だけの言葉? 目からうろこの英語勉強法 - ショーンK氏インタビュー (1) その1
と言うか、仕方なくニコニコ条件を受け入れるか、契約自体を成立させないか、というオール・オア・ナッシングな意思決定ではダメだという事です。
交渉の場では、譲れないところは譲れない、と主張し、互いの妥協できるところ、合意できる点を見つけていくことが大切なのですが、日本人は、そういった意味で交渉が慣れていない気がします。
もちろん日本人全員がそうだなんて言いません。
かなりやり手の商社マン、金融マン、私もたくさん知ってます。
―アサーションのほかに、日本人が気をつけるポイントはありますか?ショーンK:異文化とかかわるときに、日本人としてのアイデンティティーをもっときっちり意識することも大切です。
世界の中でも日本人は日本人としてのアイデンティティーが薄いという印象を受けます。
例えば、日本人がアメリカに行って帰国したとき、「アメリカの場合はこうしていた」とアメリカを礼賛、模倣してしまう人が多い。
この反応、実は、日本独自なんです。
イタリア人がアメリカに留学して、アメリカかぶれで帰ってくるなんて見たことがないです。
ほかの外国人は海外に出たら、その国の良さをどう自国に生かすかということを考えています。