2012年2月17日 11:45
ビジネス英語って日本だけの言葉? 目からうろこの英語勉強法 - ショーンK氏インタビュー (1) その1
日本人は染まって帰ってきてしまう人が多いのは残念です。
また、日本の歴史、現状など日本について、外国人に対して語れる日本人が少ないのも印象的です。
私はスイス、ローザンヌにある IMD(国際経営開発研究所)で講師をした時に気づいたのですが、マレーシアや中国や中東から来ている生徒は、自国のGDPや輸出相手国、輸入相手国などを、基礎知識として持っています。
そんなの知ってても自分の生活や仕事には支障ないし、関係ない、というのが日本人。
一方、そうしたマクロの経済統計や数字をもって自国の魅力を定量的に伝えようと、あたかも自国を代表するかのごとく振る舞うのがインド人でありシンガポール人のビジネスパーソンです。よく鳥の目(鳥瞰(ちょうかん)力、マクロ視点)、虫の目(ミクロ視点)、魚の目(流れ、動きを読む力)の3つの目が大事だといいますが、自国のGDPは関係ないよ、という人は一事が万事で、ならば御社の営業キャッシュフロー前年同期比は?NOPATは?採用している資本コストは4%ですか、5%ですか?という質問も答えられません。
今度は「知るわけないじゃないですか。
社長じゃあるまいし」と。