経済キャスター・鈴木ともみが惚れた、”珠玉”の一冊 (12) ストラテジストの自己否定の書!? 広木隆氏著『ストラテジストにさよならを』
経済キャスターの鈴木ともみです。
連載『経済キャスター・鈴木ともみが惚れた、”珠玉”の一冊』では、私が読んで”これは”と思った書籍を、著者の方へのインタビューを交えながら紹介しています。
第12回の今回は、広木隆さんの『ストラテジストにさよならを~21世紀の株式投資論』(ゲーテビジネス新書)を紹介します。
この連載もスタートから半年が過ぎました。
多くの方々にお読みいただき、また感想なども届くようになり、嬉しい限りです。
私自身もこの連載のおかげで、本屋さんへ通う回数も増え、怠けがちな性分に喝を入れてもらっています。
その本屋さんで感じるのは、マネーや投資をテーマにした本棚にズラリと並んだタイトルが、ほぼ似たりよったりであるということです。
そもそも株式やFXなど投資の世界で、常に勝ち続けることができる確実なハウツーなどが存在するものなのか? これは、私が日々、東京証券取引所から株式マーケットの実況中継を担当しているなかで、抱き続けてる疑問でもあります。
そうしたなか、その答えのヒントをくれ、また他とは明らかに異なる斬新なタイトルの本を見つけました。
それが今回ご紹介する『ストラテジストにさよならを』です。