経済キャスター・鈴木ともみが惚れた、”珠玉”の一冊 (12) ストラテジストの自己否定の書!? 広木隆氏著『ストラテジストにさよならを』
ただ、この運や偶然は、不思議と日頃から投資理論を把握し、テクニカル分析も怠らない、そういった基礎固めを着実にしている投資家の元に降りてくるものなのです」上記の話は、詳しく同書の「第II部どうすれば儲かるのか?」第6章「投資の理論を知る」第7章「(ROE・PER・PBR)株式投資の評価尺度を学ぶ」、第8章「大局観を持つ」、第9章「正しい長期投資は『売る』ことである、第10章「分散投資とリスク・コントロール」で詳しく解説されていますので、ぜひ何度も読み返し頭に入れておくことをおすすめします。
同書を読み終え、広木さんのお話を伺ううちに医師である知人の、ある言葉を思い出しました。
メディアに関わる一人として、深く反省するに至った言葉でした。
プロ・専門家が必要とされる世界では、どの分野においても、フェイクが存在するのかもしれません。
気持ちや行動を揺さぶられずに生きるためにも、私たち一人ひとりがその本質をとらえ、本物を見極める目利きになることが不可欠な時代なのでしょう。
投資術とともに、そんな人生の教訓を学ぶこともできる一冊です!【拡大画像を含む完全版はこちら】