2012年3月14日 13:46
岳南鉄道「機関車・電車祭り」 - 機関車めぐりとミステリー列車を楽しむ
古くは国鉄が開催した「銀河鉄道999号」が有名で、この列車は上野発。
到着地は烏山線の烏山駅だった。
最近では、千葉県のいすみ鉄道がホタル観賞用の行先不明列車を運行していた。
これはクイズというより、「ホタル生息地の保護のため内緒にしてほしい」という趣旨だった。
さて、岳南鉄道が運行するミステリートレインはどうだろう。
行先不明といっても、吉原駅から終点の岳南江尾駅まで、たった9.2km。
支線はなく、単純に往復するだけのように思える。
この日のイベントでは、11時33分発のA列車と、13時41分発のB列車が用意されていた。
筆者は機関車を展示中の比奈駅から戻り、B列車に乗ってみた。
案内人は吉原駅勤務の本多氏。
同社のイベント列車の案内人として、鉄道ファンに親しまれている人物だ。「ミステリーといっても(岳南)江尾まで行って戻ってくるだけですが、途中で何かが起きます」と、本多氏のいきなりネタバレ発言があり(笑)、乗客全員の「出発進行!」のかけ声で吉原駅を出発した。
本多氏の流暢な沿線ガイドを聞きながら、7000形7002号は走り出した。
ちなみにこの電車、モーター付きの中間車の両側に運転台をくっ付けたそうだ。