”放置”菜園で手間ナシ&美味しい野菜づくり入門 (10) 春植え球根にチャレンジする
今回のテーマは「球根」。
球根から育てる野菜ではニンニクやタマネギなどが有名ですが、これ以外にうこん、わけぎ、ネギなどもあります。
イモ類は「種イモ」と呼ばれるように厳密には球根ではありませんが、植える前に切り分けるなど、種子とは違うプロセスが面白そうです。
今回は3~4週間で収穫可能な「二十日ネギ」の球根と、「ジャガイモ」にチャレンジしてみました。
どちらも2月中旬~3月がまき時なので、今ならホームセンターやJAでも入手しやすい品種です。
球根とは根や茎に養分を蓄えた部分で、受粉を経てできる種子が「次世代」なのに対し、クローンの形で自身を増加させる「球根」は、新たに生えた芽も「同世代」となるのが最大の違いです。
「二十日ネギ」の球根は幅1.5センチ×長さ3センチほどの小粒で、通気性の良いネットに入った状態で販売されていました。
取り出してみると、にんにくのように小さい粒に分かれた構造になっています。
小さい粒は「子球」と呼ばれ、子球が独立していくタイプを「自然分球」と言います。
子球どうしが根の部分でつながっていても手で簡単に分けられますので、植える前に子球を切り分けておきましょう。