ナイキ、はだし感覚ランニングシューズ「ナイキ フリー」新コレクションを発売
まず、10名ほどのグループになり、何も見えない状態で簡単にニックネーム等の自己紹介を済ませる。
今回アテンドを務めたのは、視覚に障害を持つがゆえに、研ぎ澄まされた野生の感覚を備えるスタッフのたかちゃん(ニックネーム)。
心地よいジョークで暗闇にいる緊張感を程良く和ませてくれた。
光が遮断された世界で頼れるのは、周りの発する声と足元の感覚。
グループ皆で「ここにいます」「今立ち上がります」「しゃがみます」など、実況中継のように声を出し合いながら、たかちゃんの先導のもとでゆっくりと歩を進めていく。
最初に足裏を通して感じたのは、ふわふわした芝生のような地面。
実際にしゃがんで手をかざすと、指に柔らかい草がふれた。
一緒に参加した男性は「やっぱり草だった」と嬉しそうに声をあげる。
続いて現れたのは、ざらざらした土のような感触。
再度しゃがんで地面にふれてみると、土ではなく堅い素材のカーペットだった。
グループからは「えっ、土だと思った」などと次々に驚きの声があがった。
最後に通ったのは丸太の橋。
声を掛け合いながら前の人に続いて慎重に渡っていく。
足裏にゴツゴツした堅い木をはっきりと感じた。