エアライン最前線 (1) 新生JALの機内食がスゴイ理由
であるジャン=ポール・エヴァン氏とタッグを組んでオリジナルショコラを開発し、さらには日本の郷土料理や南魚沼産コシヒカリを提供。
ワインやシャンパンなどのラインナップも見直すなど、昨年春から料理だけでなくドリンクやデザートまでミールサービスを全面的に新しくしている同社にその狙いを聞いた。
「経営悪化、そして経営破たん、そこから再建へと続く中で、サービスの質が落ちているのではないかという見方をされたことがありました。
私たちはそのご意見を真摯に受け止め、JALの企業理念である『最高のサービスを提供する』というコンセプトのもと、JALブランドの3つの核『伝統』『革新』『日本のこころ』に沿って機内食を再度見直しました。
伝統とは、日本で生まれ日本に育てられた航空会社として日本古来の伝統をきちんと世界に発信していくということ。
革新は、既成概念にとらわれずお客様の望むものを商品化し表現していくこと。
日本のこころとは、誇れる日本の文化を前面に打ち出していくといった内容を意味します。この3つを核にして、様々なサービスをスタートさせていきました」(若井氏)。
確かに「AIR吉野家」をはじめ、コーヒーハンターの川島良彰氏がプロデュースした「JAL CAFE LINE」