エアライン最前線 (1) 新生JALの機内食がスゴイ理由
という考えのもと、無料提供に踏み切った。
結果、利用者からは「とても好評で、正直予想以上の反響です」(尾崎氏)。
”コーヒー改革”は成功を収め、今年2月から新たにスタートしたのがジャン=ポール・エヴァン氏監修のショコラの提供だ。
ファーストとエグゼクティブ(ビジネス)クラス対象で、こちらもオリジナリティ溢れるアイテムだ。
こちらは柚子や抹茶といった分かりやすい素材で日本らしさを出すのではなく、「日本人の繊細な味覚に合うショコラ」をテーマに開発され、ファーストクラスではJAL限定のボンボンショコラを、エグゼクティブクラスでもJALオリジナルを含む8種のパレ(薄い円形のショコラ)を用意している。
機内食1つひとつを点と点でとらえるのではなく、コーヒーとショコラ、機内食とアルコールといったように、トータルの効果を狙う。
一連の機内食刷新ではその点を心がけたとのことだ。
今後もJALからは、次から次へと新しい機内食のニュースが流れることだろう。
「『JALっていつも面白いことやっているよね』。
そう思っていただければ」とお2人。
確かにJALの機内食にはワクワクする楽しさがあり、「次は何をやってくれるんだろう」と期待の気持ちが強くなる。
今後もJALから目が離せない。
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