くらし情報『”放置”菜園で手間ナシ&美味しい野菜づくり入門 (12) 正しい肥料の選び方』

”放置”菜園で手間ナシ&美味しい野菜づくり入門 (12) 正しい肥料の選び方

2つの肥料の最大の違いは、化学肥料は植物に、有機質肥料は土に栄養を与える、と考えると分かりやすいでしょう。

化学肥料には植物の成長に必要な要素しか含まれていませんが、タンパク質やアミノ酸を含む有機質肥料は、土中の有用微生物を育て、豊かな土作りに役立ちます。

特に、長期に亘って化学肥料を与え続けた土は、土中の微生物が減り、固く締まった土になってしまい、根が伸びにくくなり、結果的に生育が悪くなってしまいますので、土耕栽培の場合は植物を植える前の土作りに使う「元肥(もとひ)」には有機質肥料、その後の成長過程で与える「追肥(ついひ)」には化学肥料と両方を使うと良いでしょう。

第9回でもご紹介したように、シーズンを終えた土はそのまま使わず、乾燥、消毒、酸度の調整をおこなってから新たな植物を植えますが、その際に土に養分補給をおこなう元肥を施します。

化学肥料でも構いませんが、長い時間をかけて緩やかに効く有機質肥料が最適で、牛のふんを原料とした「牛糞」や、リン酸とカリが豊富な「鶏糞」、これらにワラや落ち葉を混ぜて発酵させた「堆肥」などが代表的です。

また、雨によって酸性に傾いた土を中和する「草木灰」

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