東京都の不動産の”意外な実情”とは? 不動産屋さんに聞いた内緒の話
うちみたいな所帯の小さな会社にはなかなかできない開発ですけど。
あと、高層タワーは今でも大人気なんですよ。
たといば、湾岸にある10年前に建てたタワーマンションの分譲部屋を先日売買仲介しましたが、10年前の分譲価格よりも高い値段で売れましたよ(笑)。
――それはうらやましい。
なぜそんなことが?ブランドですね。
そのブランド信仰で価格が下がりにくいんです。
なので、それを狙ってタワーマンションを購入する人もします。
その好循環で価格は一定水準維持されるんです。
――タワーマンションってそういうメリットもあるんですね。
他にも管理費が安く済むっていうのがあります。たとえば200戸とか300戸とか、入ってる大規模マンションの場合、月々の管理費はすごく安く済みます。
1戸が1万円ずつ出しても200万円とか大きな金額になるので、それで修繕費を積み立てたり、行き届いたサービスを受けられたり……。
少ない戸数の分譲マンションだと、最初は良くてもどんどん管理費が上がっていくなんてことになるので。
そこはグロスメリットが出ますね。
――他にはどんなトレンドがありますか?不動産の価格の差が明確になってます。