元プロデューサーに聞く、”アキバ系アイドル”の収入の実態とは?
ほとんどが数千円レベルですよ。
多くもらっても1万円ぐらいです。
――テレビに出演するようになっても厳しいんですね。
テレビ出演は知名度をアップする機会と考えないとダメですね。
その番組で名前を知ってもらい、ライブでお金を落としてもらう形が理想です。
もっとも、その出演がきっかけで大ブレークしたのなら話は別ですが(笑)。
――アキバの地下アイドルの人たちは、やはりライブが大きな収入源なのでしょうか?そうですね。
芸能事務所に所属している子もそうでいない子も、ライブでの収入が大事ですね。
でもライブの入場料は全部が運営費に消えてしまうので、ライブで販売したグッズなどの売り上げが主な収入源になります。
――具体的には?私がプロデュースしていた時には、まず会場のレンタル料金などの運営費諸々で約3万円ほど必要でした。
入場料は500円のときもあれば1,500円のときもありましたね。毎回30人ほどしかファンが集まらなかったので、入場料だけではリクープ(投資元本を取り戻すこと)できないことが多かったです。
あとは缶バッジやTシャツ、CDを販売して、それが多いときで2万円ほどの売り上げ。