くらし情報『人材多様化こそ創造性を生む - アクサ生命の「ダイバーシティ」取組みを聞く』

人材多様化こそ創造性を生む - アクサ生命の「ダイバーシティ」取組みを聞く

――具体的には、アクサ生命では、どのような推進制度があるのでしょうか?まず、「ダイバーシティ&インクルージョン・アドバイザリ・カウンシル(DIAC)」という司令塔的な役割を担う組織があります。

CEO自らがチェアパーソンを務め、主要ビジネスユニットを代表する6名の役員と部長がダイバーシティ・マネージャーとともにメンバーとして参加し、外部のダイバーシティ・コンサルタントも交え討議しています。

そこでダイバーシティの方向性を決め、各部門で障害者の方をダイバーシティの推進とインクルージョンするための活動を積極的に行えるようにしています。

ここで大切なのは、各部門でもダイバーシティ推進者を選任していることです。

トップや人事が決めたことにただ従うというだけでは、真の意味のダイバーシティは実現しないのです。

重要なのは、部門の特性や実情にあった取組みをすることで、ダイバーシティの推進が人材の活性化やビジネスに役に立っているということを感じてもらうことです。

そのために、各部門が積極的に取り組むことが必要なのです。

――各部門で積極的に参加してもらう仕組みが大切なわけですね。


例えば女性の活躍推進については、非営業部門では女性管理職割合が20%近くに達していますが、営業部門では2%足らずと大きなギャップがあります。

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