”金融犯罪”撲滅最前線! 再び増加する『振り込め詐欺』阻止の取組みを聞く
などがあります。中には、直接犯人が自宅に出向いて、直接現金を受け取りに来ましたとか、キャッシュカードを預かりに来ましたとか、振り込ませるのではなく、現金やキャッシュカードを直接だまし取るケースも出ています。
また、こうした詐欺に加えて、最近急増しているのが、金融商品の取引を装った詐欺です。
未公開株を取得する権利者に選ばれたなどと電話で言った後に、それらしく見せた資料を郵送し、”未公開株”の代金を振り込ませる場合や、今後外国通貨のレートが上がりますからなどと言って勧誘し、現金を振り込ませるケースもあります。
さらに悪質なのは、金融商品への投資に過去失敗したことがある人に対して、「損をした分を回収できる方法がある」などと電話し、さらに食い物にするケースです。
まともな金融機関が電話で金融商品を勧誘することはありませんから、こうした”おいしい話”を電話で勧誘してくるような手口には、十分注意してほしいです。
――新たな手口も次々に出てきているわけですね。
警察庁や警視庁、各道府県警では、どのような対策を行ったり、呼びかけたりしていますか?まず、これまで述べてきたような、いろんな手口を知ってもらって対策を講じてもらえるよう、注意喚起を行っています。