”金融犯罪”撲滅最前線! 再び増加する『振り込め詐欺』阻止の取組みを聞く
例えば、「留守番電話作戦」というものがあるのですが、高齢者の方が在宅の時でも、固定電話の設定を「留守電設定」にしておくというものなんですね。
我々は「留守番電話作戦」と呼んでいて、昨年から呼びかけを行っています。
というのも、犯人と被害者をつないでいるのは電話ですよね。
そこで、犯人との接触そのものを絶ってしまおう、遠ざけてしまおうというのが、この対策の趣旨です。
犯人グループがかけてくるのは、高齢者の自宅の固定電話が大半ですから、高齢者がいきなり電話をとることによって、被害にあってしまうので、一旦留守電設定にしておいて電話してきた相手を吟味し、本当に必要な用件で電話をかけてきた人にだけ、電話をしなおすといった方法をとっているのです。
さらに、金融機関やコンビニエンスストアなどと警察が連携をして、だまされた人が窓口やATMに来る可能性があるから、そこで不審な点に気づいたら声をかけてくださいよ、とk金融機関の職員さんやコンビニエンスストアの店員さんにお願いしているわけです。
全国銀行協会さんでは、2008年から振り込め詐欺防止のキャンペーンをずっとやっていただいて、被害者が被害に遭わないですむ”最後の砦(とりで)