くらし情報『経済キャスター・鈴木ともみが惚れた、”珠玉”の一冊 (21) 『円高悪玉論』でトクをするのは? 岩本沙弓氏が語る”世界経済の真実”(前編)』

経済キャスター・鈴木ともみが惚れた、”珠玉”の一冊 (21) 『円高悪玉論』でトクをするのは? 岩本沙弓氏が語る”世界経済の真実”(前編)

内容もかなり”ガチ”ですよね!「ガチ・ガセ=本物・偽物」で言う所の「ガチ」、そして本気の「ガチ」という両方の意味(笑)。

岩本 : ありがとうございます。

鈴木さんにそう言っていただけると嬉しいです(笑)。

鈴木 : 「ガチ」だからこそ、浮かび上がってくる真実が、全編に渡って表現されています。

そうしたなか、見えてくるのが「隠れテーマ」でして。

岩本 : 「隠れテーマ」ですか…?鈴木 : はい。

「ベストセラーの経済書に騙されるな!」というテーマです。

岩本 : なるほど。


そのように読み解いてくださるとは。

鈴木 : と、言いつつも、こちらの本も堂々のベストセラーなんですけど(笑)。

岩本 : …複雑です(笑)。

鈴木 : 「ベストセラーの経済書に騙されるな!」の観点から読み進めていきますと、まずは、増税論議が騒がしいなか、日本の財政問題の矛盾点がみつかってきます。それは公式データを精査していけばわかることだったりしますね。

岩本 : 私は、青山学院大学の大学院で、もともと経済企画庁におられた小峰隆夫教授の「経済白書を読む」という講義を受講していた時期があるのですが、小峰先生の授業は、データを基に経済的な真実は何かというアプローチが徹底されていて、とても興味深いものでした。

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