くらし情報『ベテランFPが”こっそり”教える、知ってトクする保険の話 (4) マイホームを買うときは、生命保険を見直す”絶好のチャンス”ってホント?』

ベテランFPが”こっそり”教える、知ってトクする保険の話 (4) マイホームを買うときは、生命保険を見直す”絶好のチャンス”ってホント?

なお、「フラット35」という住宅ローンは、団信への加入が強制ではなく任意で、加入する場合の保険料は契約者の負担になります。

「住宅ローンを借りるときに、なかば強制的にもう1本生命保険に入るのだから、これまで加入していた生命保険と合わせると保障が過剰になるはず」というのが、「マイホーム購入時の保険見直し・保険料削減」の”リクツ”ですが、それは、これまでどんな保険に加入していたかによります。

不測の事態が発生したときに団信のおかげで負担が減るのは、住宅ローンの返済だけ。

ということは、それまで加入していた生命保険に住居関係費用の保障が厚く乗っていた場合にのみ、保障内容を見直して保険料を削減することができることになります。

たとえば、家を買う前に賃貸住宅暮らしをしており、万が一世帯主が死亡したあとも、遺族がずっと賃貸暮らしを続けるという前提で保障額を決めていた場合などです。

長期間の家賃が保障額に盛り込まれているため、保険金額は高くなっているはずです。このような人が、住宅ローンを借りて団信に入ると、家賃分の保障を削減でき、毎月支払う保険料を削って家計をスリム化することができるのです。

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