「食い倒れ」ってどんな感じ? 食い倒れの街、道頓堀にて食欲ウォッチャー
そこで、手当たり次第に話を聞くことにした。
大阪の人は気さくだから、呼び止めても誰もイヤな顔をしない。
結果分かったことは、大阪人はやはり「ちょこちょこ食い」をやる人が多いのだ。
串カツやイカ焼き、豚まんなどをおなかいっぱいになるまで食べるというより、ちょこちょこっとつまむ程度が一般的。
1食2店舗以上を回ることも珍しくない様子。
なぜなら大阪のご当地グルメは安くて、スナック感覚で食べられるものが多いからだ。
お好み焼き、たこ焼きに代表される大阪人の大好物“粉もん”はその典型だ。
お好み焼きの材料でも分かる。
小麦粉にキャベツ、ネギ、少しの豚肉や魚介類、紅ショウガ、青のり、カツオなど。
ボリューミーなガッツリ系メニューではないので、少したってから他のものを食べても重くなりすぎない。これこそが食い倒れの街といわれる秘密だったのだ。
調査結果。
大阪人は財産こそ失わないものの、量よりもバリエーションを重視するため、数回に分けていろいろなものを食べ歩く。
そのため、食い倒れするくらい食べるように見えるようだ。
そして、一品一品はリーズナブルだが、そこそこ食にお金はかけている。