馬刺しだけでは終わらない! 本場熊本で馬肉料理のオンパレード
ドリンクバーも付くバイキングスタイルで楽しめるという。
店長の本田さんに話をうかがったところ、人気メニューは、プレミアムステーキと国産馬肉100パーセントのハンバーガーとのこと。
プレミアムステーキには、霜が入った希少な三角芯と呼ばれる部位が使われている。
ところで、馬肉生産量日本一の熊本とはいえ、牛肉に比べてはるかに流通量が少ない。
本当に国産で全てまかなえているのだろうか。
しかも希少な部位が容易に手に入るのかどうかも気になる…。
この疑問に本田さんは、「阿蘇に自社牧場があり、カナダの契約牧場から生きたまま空輸してきて肥育しています。
だから上質で安全な馬肉を安定提供できるんですよ」とあっさり答えてくれた。
なるほど。
自前の牧場で大きく育てているのだったら、肉質も間違いないし、供給面でも問題ないのだろう。
せっかくなので、馬肉のおいしい食べ方も教わった。
「牛肉に比べて馬の脂は融点が低く、人肌でも溶けるほど。
ですから、焼き肉やステーキでは、火を通し過ぎないことですね。
表面をサッとあぶる程度で十分です。
肉のやわらかさが堪能できますよ」。
早速そのアドバイスに従って焼き肉をいただいたところ、本田さんの言葉にうそはなく、とろけるようなやわらかさを満喫できた。