くらし情報『「コンビニ新聞」編集長が語る - 『コンビニATM誕生物語』』

2012年9月19日 10:12

「コンビニ新聞」編集長が語る - 『コンビニATM誕生物語』

ただ、支店の統廃合を進めていくと、預金者にとって今まで近くにあった支店が遠くなり、不便になってしまいます。

支店自体は大きくなるのですが、拠点数が減る分リテール(小口金融業務)が弱くなり、預金者の銀行離れが懸念されました。

支店の統合によるコスト削減と預金者の利便性。

この2つを実現するために銀行は、「ハブ&スポーク」という政策を打ち出します。

「ハブ&スポーク」とは、統廃合により大きな1つの支店をつくり、その周りにATMを散りばめるという考え方です。

ATM利用の多くは現金の入出金ですから、頻繁に行なわれる入出金に対しては散りばめたATMを利用してもらう。

そう頻繁でない通帳記入やローン相談などは支店まで来てもらう。

その体制を確立することで、支店数の減少による不便さを極力小さくするという考え方です。
銀行の街中へのATM設置はさまざまな方法が考えられました。

例えばビルの1階などの狭小なスペースを借り切って、自社の「ATMコーナー」を作ったり、各施設などにもATMを置いたりと、それまで銀行の支店にあったATMは外に出て行くようになっていきます。

今でも街の中で「ATMコーナー」

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.