2012年9月19日 10:13
ベテランFPが”こっそり”教える、知ってトクする保険の話 (6) 保険料の支払方法、「まとめ払い」することで家計の負担を削減!
「前納」が、保険会社がまとめて預かったお金から毎年保険料に充当するのに対して、「一時払」は契約時に支払われた金額全額を全期間の保険料に充当します。
このため、「前納」の場合は毎年生命保険料控除という税制優遇を受けることができますが、「一時払」では保険料を支払った年のみしか生命保険料控除を受けることができません。
「まとめ払い」の割引効果については、「前納」よりも「一時払」のほうが高くなります。
以上、支払方法による保険料の割安度を整理すると、「月払」>「半年払」>「年払」>「前納」>「一時払」の順で割安になります。
なお、保険種類などによっては、「前納」や「一時払」の取り扱いがない場合あるため、あらかじめ確認が必要です。
住宅ローンの返済中に、ゆとりのお金ができたら「繰上返済」を行って支払利息額を削減して家計の節約を図るように、生命保険でもムリのない範囲で数年分の「前納」を行い、保険料の節約に取り組んではどうでしょうか?「まとめ払い」には保険料を削減する効果があるものの、注意すべき点もあります。
「月払」から「年払」・「半年払」への変更は、いつでもできる訳ではありません。