くらし情報『長野県佐久平を中心に振る舞われる鯉料理は、なぜ人を惹きつけるのか?』

2012年10月16日 11:09

長野県佐久平を中心に振る舞われる鯉料理は、なぜ人を惹きつけるのか?

そして、プリプリの身をわさびじょうゆで食べる。

酢みそじゃないよ。

佐久の鯉は、昔からわさび醤油で食べるのがあたりまえ」と水間さん。

生まれも育ちも佐久の鯉ならば、臭みもなく身もしまっているから、わさびじょうゆが一番なのだという。

思わずゴクリと喉を鳴らしてしまうような話しぶりだ。

自分たちで鯉を育てて、昔からの味を楽しみたいという思いが、この活動を続けてきた一番の理由なのだと、水間さんは楽しそうに話してくれた。

水間さんに佐久鯉の魅力を聞いてみた。

すると、「まずは、他の魚にはない味ということ。


それから、これほど料理人によって味が変わる魚もいないんじゃないかな。

店によっては鯉を料理するために、みそでもしょうゆでも、なんでも自家製こだわっているというところもありますよ」とのお答え。鯉料理を代表するおもてなし料理「鯉こく」。

鯉の輪切りをしょうゆ、酒、砂糖でじっくりと煮込んだことで、トロリととろけるように身がほぐれる「うま煮」。

そして、薄くそぎ切りにし、人肌の湯にサッと通してすぐに冷水でしめて食べる「あらい」は特におすすめ。

また、歌人・若山牧水が「鯉こくに 洗いに飽きて 焼かせたる 鯉の塩焼き うまかりにけり」

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