鹿児島ラーメンは黒豚こってり系ではなく、あっさり系の歴史がある
具は豆モヤシとチャーシューが2枚。
麺は自家製の中太ストレート麺で、うどんのように白い。
ただ、お店の方に聞くと、かんすいは入れているとのこと。
また、スープには隠し味としてトンコツスープを加えていると教えてくれた。
● Information のり一 鹿児島市山之口町9-3 神川ビル1F コバさんがもう1軒おすすめしてくれた店がある。
昭和25年(1950)創業の「こむらさき」だ。
ここのラーメンの特徴は、キャベツやシイタケが乗っていること。
麺は中太のストレート麺で、やはりうどんのように白い。
スープは濁りがなくあっさりしている。
二代目の橋口芳明さんに話をうかがうと、ラーメンは食事のひとつとしてとらえているため、栄養バランスを考えてキャベツなどを乗せているのだとか。
また、麺はかんすいを使わず、一度蒸したものを使用。
濁りがないスープは、トンコツのみならず鶏やシイタケなども使って取っているという。かなり個性的なラーメンだが、いただいてみるとあっさりした味わいで麺ものど越しがいい。
キャベツや麺、スープが調和していて、どれかひとつでも欠けていたらこの味にならない完成形といえそう。