くらし情報『かんぽ生命、保険金100億円の支払い漏れの可能性--民営化後5年間に10万件』

かんぽ生命、保険金100億円の支払い漏れの可能性--民営化後5年間に10万件

(1)民営化(平成19年10月)以降5年間に請求された事案(約1,700万件)を検証する。

(2)予想される追加支払は、顧客の意向や今後の検証作業によるが、約10万件程度(検証対象の0.6%程度)、約100億円程度と想定される。

主な事案の概要は、以下のとおり。

死亡診断書について、死亡前の入院の可能性を窺える記載があるもの : 死亡保険金の請求に対して、死亡場所が病院または診療所で、かつ、発病・受傷から死亡までの期間が1日以上31日以下の場合に入院保険金の請求案内を行ってきたが、発病・受傷から死亡までの期間にかかわらず、入院保険金の請求案内を行う
入院事情書について、手術を受けている可能性を窺える記載があるもの : 入院保険金の請求に対して、一定金額以下の場合に顧客の入院証明書の取得負担を軽減するため、顧客自身が記入する入院事情書による取扱いを行っているが、添付された医療機関発行の領収書に手術に関する診療報酬点数の記載がある場合には、手術保険金の請求案内を行う。なお、手術保険金については、入院事情書による取扱いを行っていないことから、入院証明書が必要となる
入院証明書について、重度障害・身体障害の可能性を窺える記載があるもの : 入院保険金の請求に対して、入院証明書の記載内容だけでは支払事由に該当しないものの、入院証明書に重度障害の可能性を窺える記載(「全介助」

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